区内のパチンコ店などが加盟する横浜遊技場組合戸塚支部(飯島隆史支部長)は6月9日、振り込め詐欺の被害防止に寄与しようと戸塚区連合町内会自治会(常盤欣二会長)に「防犯用電話自動応答録音アダプター」100個を寄贈した。
この録音機は、電話機に接続し、通話を録音することができる。かかってきた電話に対して「この電話の通話内容は防犯のために録音されています」というメッセージが流れるため、振り込め詐欺や迷惑電話の被害を防止する効果が期待される。
戸塚警察署で同日行われた寄贈式では、飯島支部長から常盤会長へ、録音機の見本が手渡された。飯島支部長は「地域の商店や飲食店で使ってもらえるはずのお金がだまされて取られるのは、商業者として防ぐべきこと。この取り組みが少しでも詐欺防止の機運づくりにつながれば」と話した。
今回寄贈された録音機は、区内の各町内会に分配され、地域の高齢者などに渡される。また区内のパチンコ等の施設でもこの録音機が商品として置かれるほか、ポスターなどで引き続き啓蒙を行っていくという。
区内では今年に入ってから、振り込め詐欺が13件発生しており(5月末日現在)、前年より3件増加。被害金額は約1768万円に上る。
また神奈川県内では同日づけで762件発生(前年同日比303件増)。被害額は17億4400万円となっている。同署では「犯人は録音を嫌うので、設置は効果的。また録音機がなくとも、留守番電話に要件を言ってもらい、後から折り返し電話することも有効なので活用して欲しい」と呼びかけている。
|
<PR>
戸塚区・泉区版のローカルニュース最新6件
貧困・飢餓撲滅へ 日本の若者たちがチーム設立11月23日 |
|
|
|
|
|