区民栄誉賞 藤田さんと谷さんが受賞 アメフット世界選手権出場、囲碁で日本一
第3回となる「戸塚区区民栄誉賞」の受賞者が11月9日、アメリカンフットボールの世界選手権に出場した原宿出身の藤田篤さん(26)と囲碁の全国大会で優勝した谷結衣子さん(品濃町、湘南白百合学園高校2年)に決まった。来年1月5日(木)に戸塚小学校で開かれる賀詞交換会で2人は表彰される。
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区民栄誉賞受賞者決定
「特に実感はないが、いただけることは光栄。名に恥じないよう頑張る」「なでしこジャパンの近賀さんが受賞したのを知っていたので、とてもうれしい。名誉なこと」とそれぞれ感想を語った藤田さんと谷さん。
受賞対象は区がメディア情報を集め、自治会・町内会や小中学校、タウンニュース社戸塚区編集室からの推薦を考慮した上で、11月9日に開いた選考委員会で決まった。7人の選考委員による選考会では受賞候補として藤田さん、谷さんの2人が、推薦として3人の名が挙がり、スポーツや芸術文化の分野で日本一以上もしくは世界レベルの大会に出場したことなどの受賞条件を選考委員が勘案した結果、2人が満場一致で受賞した。
藤田さんは7月に開かれた世界選手権に、初めて日本代表に選ばれ出場した。初の世界舞台に緊張はなかったというが、外国人の大きさと重さを実感し、課題も見つかった。現在所属する富士通フロンティアーズは、社会人アメフットXリーグで2年ぶりとなるファイナル出場を果たし、12月4日には初戦のノジマ相模原ライズに快勝、リーグ優勝が現実味を帯びてきた。藤田さんは「優勝が狙えるチャンス。必ずつかみたい」。
谷さんは、7月に開催された全国高校囲碁選手権大会の女子個人戦で優勝。決勝の相手には過去に一度も勝ったことがなかったが、接戦を制し、半目差で勝利をつかんだ。「囲碁は私にとって、家や学校と同じように大切な居場所」。現在は大学受験へ向けて勉強に励んでいる谷さん。「囲碁のない生活は考えられない。受験を終えて、大学生になったら活躍したいです」と展望を語った。
〔選考委員〕金子正治・戸塚区連合町内会自治会連絡会会長(委員長)、葛西光春・戸塚区長、松田良昭・戸塚区体育協会会長、西川久生・戸塚文化協会会長、今野啓二・戸塚区小学校校長会会長、森田祐司・戸塚区中学校校長会理事、庄部勇太・同編集室記者
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