栄区 熱気球で森を空から 300人が搭乗体験
栄区の森を空から眺め、豊かな自然を多くの人に知ってもらおうと、さかえ・森の魅力づくり実行委員会は7月13日と14日に熱気球搭乗体験イベントを行った。栄区内で熱気球フライトを行うのは初めてのことで、会場には早朝から搭乗定員の150人を超える人が詰めかけた。
同イベントは、栄区やその周辺に広がる森の魅力を広く発信するために、歌手のMISIAさんと栄区が昨年から行っている「MISIAの森プロジェクト」の一環として実現したもの。
会場の横浜市埋蔵文化財センターグラウンド=野七里=には朝6時前から区民が集まり出し、整理券配布が始まる6時30分には各日定員150人に達する盛況ぶり。高さ20m、大人3、4人乗りの熱気球に順次搭乗し、上空35mから栄区の森や街並みを眺めて楽しんだ。
2人の孫とともに搭乗した会場近くに住む臼井由美子さん(59)は「とても素晴らしかった。一度乗ってみたかったので、夢が叶った」と笑顔。2人の孫も「初めて乗ったけど、すごく楽しかった」「家の庭におじいちゃんがいるのが見えた」と話した。
主催したさかえ・森の魅力づくり実行委員会では、昨夏、MISIAさんのコンサートで使用した巨大なシロナガスクジラのバルーンを横浜自然観察の森上空に浮かべたことから、今年も「区民が驚くような浮かべるものを」と考え、熱気球搭乗を企画したという。 熱気球に初めて乗ったという尾仲富士夫区長は「思いのほか遠くまで見えた。豊かな緑の中に刻むように住宅地があり、栄区ってこういうところだったんだなと実感できた。多くの人が同じように思ってくれれば」と話した。
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