市政報告【16】 災害想定は自治体の境界を超えた連携を 横浜市会議員 こしいしかつ子
今年、新しく『内水ハザードマップ栄区版』が発行されました。水害の際、河川から溢れる洪水の危険と下水から漏れ出る浸水の危険をひとつの地図上に表したもので、住民目線で避難の想定がしやすく工夫されたものです。
ところが残念なことに、このハザードマップは栄区版ということで、区界でキッチリ図面が切れています。例えば、笠間と鎌倉市の境界を流れる砂押川は表記されていませんし、鎌倉市側を流れる支流も載っていません。
区の境とは関係なく影響する水害(災害)の危険を想定し、被害最小化を目指し、自治体の枠を超えて連携する仕組みを作るため、私も被害想定の基本となる情報を出している神奈川県、県横浜川崎治水事務所、鎌倉市などに連絡を取っています。神奈川県など広域の課題解決を担う自治体と、個々の市区町村同士の身近な連携を深めることが真の安心安全を作ります。
栄区は横浜市内の区の中で、湘南圏にも接していることが特徴です。災害想定にもこの視点を欠かさず取り組むよう求めていきます。
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