釜利谷西在住の今泉修さん(82)が岩手県陸前高田市で避難所暮らしをしている女性らの、「一本松プロジェクト」を知ったのはある新聞記事だった。手作りの携帯ストラップや人形をインターネットで販売し資金を集め、かつて7万本の松林があった名勝・高田松原の再生を目指す同プロジェクトを、「何とかして支援したい」と考えた。
今泉さんは震災直後から、百人一首の和歌を和紙などで飾った自作の色紙や短冊を、被災地など10ヵ所以上に送ってきた。「避難所の人々の姿が、中国の大連から引き揚げてきた時の自分と重なった。受け取った方々からお礼の手紙や電話をいただき、逆にとても嬉しかった」と話す。
今回は同プロジェクトに寄付をするため、手作りで「長寿を祝う六歌仙の枕屏風」を作り1380円で販売することを決めた。約27cm×20cmの台紙は、古希・喜寿・傘寿・米寿・白寿・天寿にちなんだ柄の和紙で飾られている。現在、自身が世話役を務める和歌の心を考える会のメンバーに協力を仰ぎ、共同制作を続けている。
販売はアピタ金沢文庫店3階の文房具店ササキ(【電話】045・783・0114)で実施している。
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