旧伊藤博文金沢別邸 闇に響く「鎮魂」の音色 23日(祝)、ライトアップ&コンサート
旧伊藤博文金沢別邸で9月23日(祝)、「ライトアップ&コンサート2011〜東北への想いを込めて〜」と題したイベントが開催される。これは、区役所のキャンパスタウン金沢サポート事業に認定された関東学院大学水沼研究室が企画したもの。別邸の歴史的建造物の素晴らしさを世代を超えて語り継いでいきたいとの思いから、単発で終わらせず昨年に引き続き2度目の開催となった。
今年は3月11日の東日本大震災を受け、電力不足を考慮し弔いの気持ちをこめた「暗さを楽しむ」ライトアップを行う。「小さな光を沢山集めた優しい灯りを楽しんで欲しい」と同研究室の石田一成さん(4年)。邸内に約70個配置されたランタンには、震災へのメッセージを学生たちが手描きで記す。
昼の部(午後1時から4時30分まで)は、子どもを対象にしたワークショップを実施。別邸のペーパークラフト作りを行う。また、学生たちが別邸や伊藤博文にまつわるお話を披露する。小学校高学年対象で先着70人(低学年の場合は親子で参加を)。
夜の部となる午後6時からは、ヴァイオリニストの高橋アントニオ拓哉さんが出演し、リベルタンゴやチャルダッシュなどを演奏。6時45分からは、北村正貴さん率いる和楽器ユニット「和響」が津軽三味線を熱演する。ほのかな灯火が照らす暗さの中、洋と和の「鎮魂」の音色が響く。
入場無料。雨天決行。問い合わせは【電話】045・788・1919へ。
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