禁漁となっていた柴漁港のシャコ漁が5月19日、3年ぶりに期限付きで解禁された。2日出漁したら1日休漁する「2操1休」の体制で実施。乗組員の人数によって出荷できる枚数を制限し、操業4日間で1100枚を出荷した。
同漁港で獲れる「小柴のシャコ」は、江戸前のすしネタとして珍重されてきた。だが、15年ほど前から漁獲量が激減。2005年、全面禁漁に踏み切った。その後、試験操業などで随時シャコの状態を調査。資源回復の兆しが見えた10年に一時解禁したものの、昨年、一昨年のシャコ漁は行われなかった。
今回の解禁にあたっては、1カ月以上前から試験操業を実施。手ごたえは必ずしも良くはなかったが、他の漁で大きいサイズのシャコが網にかかることが多かったため、期限付き解禁とした。漁獲量によって期限が変わる可能性はあるが、2週間の予定で行われる。
水揚げされたシャコは、すぐに漁師が持っている加工場に運ばれる。生のまま釜ゆでし、殻を手作業でむいて、サイズ別に分類。プラスチックの皿に並べて、柴漁港に納品される。今年のシャコはサイズが大きく、プリッとしていて出来がいいという。漁師の小山雄輔さん(43)は「小柴はシャコが獲れないとね。量は少ないけどやっぱり嬉しい」と顔をほころばせた。
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