横浜市は7月1日、金沢八景駅と金沢文庫駅の周辺道路をバリアフリー化する「道路特定事業計画」を策定した。2017年度までを目標に、歩道の幅の確保、段差の解消を含めた道路整備を順次進めていく。
道路整備は、駅から徒歩圏内にあり、かつ不特定多数の人が往来する道路のうち、バリアフリー化が必要な箇所で実施される。
市は策定に先駆け、2011年に、誰もが不自由なく生活できるまちを目指す「まちあるき点検ワークショップ」を行った。「車椅子利用者にとって勾配がきつい」「視覚障害者誘導用ブロックが途切れている」など寄せられた意見に基づき、区内9道路を改修の必要な経路に選定した。
ハローワーク横浜南前と、君ヶ崎交差点からすずらん通り商店街へと向かう側道計65mの歩道は、幅が狭く、車椅子での移動に不安があるなどの意見があった。この計画では、車椅子がすれ違うことのできる2m以上の幅を確保するとしている。拡幅にあたっては道路沿いの用地取得を行うのではなく、車道の減幅や、歩道に物や看板、自転車を置く家庭や店に対する指導で対応する。
金沢区総合庁舎前、いきいきセンター前、金沢文庫駅西口ターミナル周辺計520mは、視覚障害者誘導用ブロックが途切れているなど不備があったため、敷設を実施する。
他の道路でも、車道と歩道の段差の解消や勾配の補整、横転を防ぐことを目的に水はけの良い舗装材を導入するなど、必要な場所で改修を行っていく。
改修箇所の周辺に立地する店舗や家庭には、随時実施の旨を周知していくという。整備予算は約1億2千万円。今年度に着工し、2017年の完了を目指す。
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