並木の金沢シーサイドタウン内にある東急ストアが来年1月下旬に閉店することが明らかになった。ショッピングセンターの要ともいうべきスーパーマーケットの撤退に、地元商店街は危機感を募らせている。
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1970年代に埋め立てて作られた並木の金沢シーサイドタウンは、マンションが並ぶ大規模集合型の住宅街。その中ほどに位置する東急ストアは1984年9月にオープンし、地域住民に親しまれてきた。
しかし90年代以降は、近隣にビアレヨコハマやコストコなど大型商業施設が次々と開業。周辺団地の高齢化と相まって、ショッピングセンター全体でも客足が伸び悩んでいたという。
商店街も危機感
同ショッピングセンターの店舗などで構成されるセンターシーサイド名店会の大粒来(おおつぶらい)富雄会長(70)は、「東急ストアが閉店すれば、お客様が減るのは確実」と危機感を募らせる。現在商店会会員は26。ここ5年ほどで物販や小売店は減り、行政や福祉関係の店舗が増えたという。
そんな状況下にも、「地域とのつながりを断たないように、魅力作りをしていきたい」と大粒来会長。毎月25日に開催しているニコニコセールや年2回のフリーマーケット、夏の盆踊り大会などをより一層充実させ、商店会の魅力を発信していきたいとしている。
跡地は「白紙状態」
物件を所有する横浜供給公社の担当者によると、東急ストア閉店後の借主は未定。「いろいろな業種に声をかけているが、まだ白紙状態」だという。大粒来会長は「どういう業者がくるか不安はあるが、選べる状態ではない」と話している。
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