「団地の海知って」 舟だまりで生物調査
並木地区の舟だまりで6月14日、今年2回目となる「ふなだまりワークショップ」が行われた。
当日は近隣の小学生を中心に30人ほどが参加。初回に仕掛けていたボサを引き上げる漁業体験をした後、ボサにかかった生物を図鑑を使って調査した。今回舟だまりに生息が確認されたのは、コトヒキやボラの稚魚のほか、数種類のエビやカニ。東京湾では珍しいブラックタイガーも見つかった。捕まえた生物は、観察後スケッチを行い、舟だまりに返された。
この取り組みは、並木地区と関東学院大学中津研究室(中津秀之准教授)が、舟だまりを活用して地域の交流を進めようと3年前に始めたもの。現在は「これからの並木を創る会・水辺部会」に引き継がれている。「これまでに地域の大人の協力を得ることができた。今度は子どもたちに団地の中に小さな海があることを伝えたい」と中津准教授。「豊かな海があることを知って地元に愛着や誇りを持ち、大人になった時にここで子育てしたいと思えるようなまちづくりができたら」と話した。
次回は7月5日(土)に水質浄化実験などを行う。参加希望者は直接、舟だまり公園横の連合自治会館へ。(問)【電話】045・786・7133(同研究室)
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