ヨーヨーの世界大会「WYYC2015」が8月13日から17日まで秋葉原で行われた。この大会の「AP部門」で、横浜市立大学の高田柊(しゅう)さん(国際総合科学部1年)がメンバーの「Shaqler」が優勝した。
大会は1992年以降、主に米国で毎年開催されている。今回初めて日本で催され、世界32カ国、500人以上が参加した。
優勝に貢献
「AP部門」はヨーヨーを使った演技を4分間行い、その技術や芸術性を競う。「Shaqler」は4人チームで出場。音楽に乗せてダンスを取り入れながら、それぞれ両手に持つヨーヨーを華麗に操った。コンビネーション技を繰り出すたびに会場から大きな歓声があがった。高田さんは、世界で一人しかできないという、バック宙と前方半捻りを取り入れた演技を行い、優勝に貢献した。
大会前は月に2度程度週末に集まり、朝から晩まで練習。「パフォーマンスには自信がついた」と高田さんは話す。
一方で、緊張も大きかったという。同チームは10年に行われた大会で優勝を果たした、いわば「名門」。今年はじめにメンバーが脱退し、高田さんに声がかかった。「期待に応えたかった。だからこそ優勝は嬉しい」と話す。
しかし、この大会では悔しさも残った。高田さんは3年前の大会で、両手でヨーヨーを操る個人戦の「2A部門」で世界王者に輝いている。今年もこの部門にも出場したが、ミスが相次ぎ、結果は準優勝だった。「初の日本開催で気合いが入っていた。今でも悔しい」と高田さん。「もう一度世界大会で優勝したい」と意気込む。
もうひとつの目標はヨーヨーの魅力を広めること。「多くの人に自分のパフォーマンスを見てもらいたい」とさらなる活躍を誓う。
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