地域で様々な環境活動を積極的に行っている企業や団体を表彰する横浜環境活動賞の受賞者がこのほど決定。企業の部で、金沢区内の環境機器メーカーの大倉物産(幸浦)が実践賞を受賞した。審査は学識経験者らで構成される審査委員会(戸川孝則委員長)。
大倉物産の宮崎正男社長(84)が提唱するのは「三方よし」ならぬ「四方よし」。「売り手(社員)」「買い手(顧客)」「世間」の三方に「自然」を加え、四方に良い会社を目指す。
宮崎社長が大倉物産を創業したのは約50年前。「横浜に住み始めた昭和20年代、川はゴミであふれポイ捨ても多かった。会社を作るときは、自然と人を大切にしようと決めた」と振り返る。環境省のエコアクション21のガイドラインに沿った活動を行い、2005年に認証・登録された。
共同組合横浜マーチャンダイジングセンターの一員でもある同社。LED製品など環境に配慮した製品の販売・工事を行っている。
宮崎社長は自身も研究員として所属するNPO法人産業クラスター研究会と協働し、地元小学校で出前授業も年1、2回実施する。ソーラーパワーで動く虫のおもちゃを導入に用い、子どもの「なぜ?」を引き出す分かりやすい授業を心がけているという。
今後は社長業を引退し、環境と防災をキーワードにした活動を続けていくという宮崎社長。「”好奇高齢者”として、少しでも世間に貢献できれば」と話す。
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