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音楽で生まれる共感 金沢発の弾き語りシンガー

文化

公開:2013年7月18日

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Momocoさん
Momocoさん

 「自分の心を動かせない曲は誰の心も動かせない」―。金沢文庫在住のシンガーソングライターMomoco(ももこ)さんは真っ直ぐに前を見据えて語る。

 関東圏内のライブハウスで演奏をしているほか、金沢区では2週に一度、実家の居酒屋でライブを行っている。演奏の多くは、ギター一本での弾き語り。ステージではたったひとりだが、「不安を感じたらお客さんに伝わる。笑顔になってもらいたいから、私も笑顔で歌います」と力強い。

 昔から歌うことが好きだった。幼いころのビデオには、何十分も歌い続ける映像が残っているという。中学は合唱部。高校生の頃はボイストレーニングの教室に通った。その頃に出会った芸能界を目指す人たちに触発された。「私も、音楽を通して何かを伝えたい気持ちが大きくなりました」

 高校卒業後は音楽の専門学校へと進み、作詞・作曲を覚えた。ギターも覚えた。がむしゃらだった。「両親はとても協力的。でも、期待を重く受け止めすぎて、それがいつからかストレスになってしまったんです」。

 自分の好きなように歌うだけの日々でいいのだろうか―。葛藤を超えて音楽を続けられたのは、ある人に「やめてしまえ」と言われたことがきっかけだ。「逆に気持ちがすっきりした。やっぱり歌いたいと思ったんです」。当時作った『あめだま』という曲には、「自分の心を否定するよりも 強く信じて生きていこう」と前向きな気持ちが綴られている。徐々に聴く人に共感してもらうことが増えた。「なかなか口に出せない気持ちを歌ってくれる」という言葉が嬉しかった。

 現在、金沢文庫駅前で「ふれあいシティ金沢文庫街かどライブ」を企画。地元商店街の協力もあり毎月の恒例となった。「金沢がもっと、音楽の盛んな街になってほしい。私と同じように『音楽で何かを伝えたい』という人が増えるように。私が動くことで、応援してくれた人に恩返しができたらな」。弱冠23歳、「自分を救いたくて作った」という曲の数々が、徐々に聞く人の心へと広がっている。

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