海に向かって行われた一斉放水
杉田臨海緑地で１月６日、毎年恒例の区消防出初式が開催された。
今年は、「みんなで防災・みんなで守ろう・みんなの磯子区！」をテーマに、昨年オープンした杉田臨海緑地の未整備地域が会場となった。
当日は、消防隊員や区消防団、区内の企業自衛消防隊など40隊１６５人が参加。防災活動功労者への表彰が行われた後には、杉劇リコーダーずが美しい音色を奏で、消防演技がスタートした。
はじめに各隊が使用している消防車や救急車、はしご車、クレーン車などの消防車両が観客の目の前を行進。続いて、区大会で優勝した東芝（株）横浜事業所の自衛消防隊などによるポンプ操法が披露され、きびきびとした作業に拍手が起こっていた。
また、隣接地にある建物を使っての高層階からの救出や降下訓練、海上に落ちた人をヘリコプターで救出する訓練なども行われた。陸海空を使っての迫力ある演技に、１０００人を越える観客からは驚きの声や大きな歓声が上がった。最後には、隊員と水上消防艇が連携しての海上に向かっての一斉放水も行われ、新春の空にいくつもの虹がかかっていた。
すべての訓練が終わった後には、消防車両の試乗や起震車体験、防火服の試着会などもあり、来場していた小さな子どもから大人までが、楽しい時間を過ごしていた。参加した子どもは「消防車が格好良かった」と笑顔で話した。
多彩な消防車両が行進した
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