「カイロ」支援広がる 浜中学校も協力
使い捨てカイロの寄付を募り、被災地に届ける「カイロ支援」。本牧を中心に一昨年から行われているこの取り組みが、近隣区の小学校や中学校にも広がりを見せている。
仕掛け人は中区本牧在住で被災地支援を行っている北野順子さんと、同じく本牧在住で元中学校教諭の大橋義幸さん。2人は昨年末に、本牧だけでなく周辺の小・中学校にも支援協力を呼びかけた。送料など学校側の負担もあるなか、神奈川区の六角橋中、泉区の中和田中、南区の南中、磯子区の浜中が賛同。さらに南中の生徒会が近隣の井土ヶ谷小と大岡小にもこの支援を呼びかけ、計6校が活動に参加することになった。
それぞれの学校では子どもたちがチラシ作りや声掛けなどを実施し、合計約5867個のカイロが集まった。これらのカイロには生徒らの手書きのメッセージが添えられ、2月3日から3月5日にかけ石巻市雄勝町と女川町の仮設住宅に順次発送。受け取った被災者は、遠く離れた横浜からの温かい支援にとても嬉しく励みになったと話していたという。
北野さんは「今冬は一段と寒く、断熱対策が十分でない被災地の仮設住宅内は厳しい環境です。この寒さが続く3月末頃までは引き続きカイロを募集します」と話している。
カイロの寄付希望など、詳しい問合せは【メール】junco-k@mtj.biglobe.ne.jp北野さんへ。
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