JR根岸線線路と区役所の間を通る磯子産業道路で、自転車専用レーンの整備工事が進んでいる。歩道の一部を自転車専用にした場所はこれまでもあったが、車道を利用してのレーンはこれが区内初となる。
現在、自転車専用レーンの整備が進んでいるのは、磯子産業道路の芦名橋公園前からトイザらス前交差点までの約900mの区間。片側2車線のうち、上下1車線に青色の塗装などを施し、自転車と車の走行をそれぞれの車線に分ける。
近年、警察が自転車の車道走行徹底や取り締まりを強化しているが、磯子土木事務所では「それ以前から、自転車走行マナーが問題になっていた」と話す。区では今年度の区政運営方針で、自転車専用レーン整備を掲げており、それを踏まえた整備となる。
また、市でも、自転車による対歩行者事故の減少や安全で快適な走行、さらに自転車利用促進による市民の健康促進や渋滞の緩和などを目的に2006年、横浜自転車道ネットワーク整備指針を策定。市内で広域環状自転車道の整備を進めており、今回の産業道路のほか、以前に歩道の一部を利用してオレンジ色塗装の自転車走行レーンが整備された根岸駅前の本牧根岸磯子線などもその整備計画の一環となる。
運用開始は2月中旬予定
車道を減らしてのレーン整備は、渋滞が起こる、警察の許可が下りにくいなどの面で、実現が難しいとされている。
今回、区内初の車道利用レーンが整備されたのは、産業道路は国道16、357号線が平行に走っており、元々の交通量が少ないこと。さらに現在進んでいる357号線の全面開通工事が完了した場合、より交通量の減少が予測されることから、1車線減らしての大規模整備が可能となった。
車線減少に伴い、産業道路の始点である禅馬交差点の走行レーンも変更された。16号線から入ってきた場合、これまで直進と右折だった真ん中の車線が直進のみとなり、産業道路に入れるのは右車線だけとなる。
自転車専用レーンの運用開始は、2月中旬からとなる見込み。
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