1200年前の音色 堪能 能舞台でコンサート
久良岐能舞台(岡村)で3月22日、横笛、ハープ、パーカッションが奏でるコンサート「能舞台で甦る古代の響きから…」が行われた。
古い起源を持つ3つの楽器。当日は、横笛を松尾慧さん、ハープを彩愛玲さん、打楽器をクリストファー・ハーディさんが演奏し、異文化の楽器が揃って奏でる新たなハーモニーを披露した。
曲と曲の合間には、それぞれの楽器の種類や特徴なども説明。叩く位置で音が変わる枠胴型の太鼓「タール」が紹介されると、その音色に観客たちは驚いていた。
また、このコンサートでは、シルクロードを渡って天平時代に日本に入り、東大寺の寺宝として正倉院に納められた竪琴”箜篌(くご)”のレプリカも演奏。一緒に演奏される横笛も、正倉院に納められていたもののレプリカが用いられた。
力強い横笛の音と渋く繊細な箜篌(くご)の音のハーモニー。1200年前の楽器の音色に、観客からは大きな拍手が送られた。
|
|
|
|
|