毎年恒例の「第38回磯子まつり」が9月28日、区総合庁舎一帯と磯子センター・磯子地域ケアプラザ、土木事務所、産業道路沿いの磯子アベニューなどを会場に開催される。今回は、昨年復活したパレードが今年も引き続き実施されるほか、これまで屋内で開催されていたオープニングセレモニーを、屋外の産業道路上で行う。
パレード今年も
磯子まつりは1974年、区制50周年を記念してスタートした。以降、区役所前を通る産業道路の一部を歩行者天国にして、区役所や磯子センターなどを含めた帯状の広い地域をまつり会場として、パレードなどが実施されてきた。
パレードは2002年以降行われなくなっていたが、住民から長年続いていたパレードの復活を望む声が多数上がり、昨年、11年振りに復活。例年以上に多くの人が会場を訪れ、普段は歩くことのできない道路での練り歩きを見守った。
まつりを主催する振興委員会(渡部近司委員長)では今年のキーワードとして、多くの子どもたちの参加を設定。パレードでは、横浜学園のチアチームや杉田劇場の杉劇リコーダーず、岡村小・岡村地区など4団体が新たに参加するほか、各団体の先頭に掲げられるプラカードも、地元ボーイスカウトの隊員たちが持つ。参加団体数も昨年より3つ多い20団体となる。
屋外で開会式典
まつり冒頭のオープニング式典は昨年まで、磯子公会堂ホールで行われていた。今年はパレードも実施される区総合庁舎前の産業道路に会場を移して、午前10時から式典を開催する。
市消防音楽隊によるファンファーレの演奏のほか、来場者やパレード参加者らが合図とともに500個の風船を一斉に空へと飛ばすイベントも実施。さらに、県警察広域緊急援助隊特別救助班の隊員が、区庁舎の屋上からのビル降下デモンストレーションを行うなど、屋外ならではの企画も執り行われる。
また今回は、イベント全体を通して、まつりの名前がプリントされたタオル4000本が来場者らに先着で配られる。
健康フェスタは会場拡大
磯子センターと隣接する地域ケアプラザでは、区健康づくりフェスタが開催される。
こちらは昨年から磯子まつりと同じ日に実施されるようになった。初の同時開催となった前回は、多くの人が訪れ、会場内が大混雑。その教訓を踏まえ、今回はロビーだけでなく、会場を体育館にまで拡げる対策が取られた。
当日は、体力年齢や肌年齢、手洗いがしっかりできているかといった測定ができるほか、健康やペットに関する心配事の相談、プロによるアイロンがけ実演、高血圧症に関する講演会などが行われる。
そのほかにも、区役所1階から駐車場広場、磯子アベニューのエリアには、昨年の46を上回る52のブースが出店。施設紹介や啓発活動のほか、様々な食べ物や飲み物、雑貨などの販売、子ども向けゲームなどを楽しむことができる。
公会堂では約30団体が出演し、ダンスや演奏、合唱など、日ごろの練習の成果を披露する。土木事務所では毎年恒例の「はたらくくるま大集合」、梅の種飛ばし大会は区庁舎1階ホールでそれぞれ開催。区役所と磯子センター、土木事務所を巡る循環バスや、4会場を回って集めるスタンプラリーも実施される。
産業道路で交通規制 9時30分から3時間
パレードの実施に伴い、産業道路では昨年と同様、交通規制が行われる。
封鎖区間は、北へと向かう上り車線では、磯子駅前交差点から磯子3丁目交差点までの約700m。南へと向かう下り車線は、禅馬交差点から磯子駅前交差点までの約2000mが対象となる。
規制時間は、午前9時30分から午後0時30分までの3時間となっている。
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