横浜市は2月12日、市内でのインフルエンザの流行がピークを迎えていると発表した。
「横浜市インフルエンザ流行情報5号」によると、2016年第5週(2月1日から7日)の磯子区内の定点医療機関(7機関)から報告され患者数は327人で、平均値46・71人。警報発令基準値30・0を上回り、警報が発令された。市内全体では、第4週(1月25日から31日)の時点で33・42人と警報基準を超えており、4日に流行警報が発令されていた。
磯子区内の患者数を見てみると、第1週(1月4日から10日)は5人、第2週(1月11日から17日)が31人、第3週(1月18日から24日)が51人。第4週は185人で、4週から急増している。
学級閉鎖相次ぐ
市教育委員会によると、11月から2月5日現在で、区内の小学校では、7校13学級がインフルエンザによる学級閉鎖を余儀なくされた。市全体でも、小学生から中学生の患者数が多い。第5週の10歳〜14歳の患者は1067人で、全世代で最多となっている状況だ。
横浜市によると、入院例やインフルエンザ脳症などの重症例も報告されているという。流行の主流は、AH1pdm09型とB型(Victoria系統)としている。今後も流行の継続が予想されることから、手洗いやうがいなどの感染予防、早期受診などの重症化予防対策が重要と注意を呼びかけている。
市の担当者は「インフルエンザに罹ったら部屋などで隔離してほしい。熱がすぐに下がっても、3〜7日はウイルスが体内にいると考えられるため、外出は控えて安静にしてほしい」と話している。
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