日本が誇る人気怪獣映画「ゴジラ」の新作で、7月29日(金)から全国で公開される「シン・ゴジラ」。同作品の撮影地の一つに洋光台が選ばれ、この夏、スクリーンに登場する。公開が近づく中、洋光台では映画とのタイアップイベントを企画しており、映画の盛り上がりを後押しする。
シリーズ第29作目となる東宝映画「シン・ゴジラ」。脚本・総監督は「新世紀エヴァンゲリオン」の監督として有名な庵野秀明氏が務める。出演者には長谷川博己さんや竹野内豊さん、石原さとみさんら人気俳優が並び、体長118・5mとシリーズ史上最大のゴジラにも注目が集まっている。
庵野監督からオファー
洋光台がゴジラの撮影地の一つに決まったのは2015年7月ごろ。脚本・総監督の庵野氏からの指名で街に声がかかった。同地区連合自治町内会の三上勇夫会長は「起伏のある洋光台の街並みなどを監督が気に入ってくれたそうで、映画のプロデューサーを通じオファーをいただいた」と振り返る。地域では映画を通じて広く街を発信し、街の魅力も高めていこうと撮影に協力。同地区で団地再生事業「団地の未来プロジェクト」に取り組むUR都市機構のサポートも受けながら、撮影が進められた。
住民もエキストラに
ロケは昨年9月13日に行われ、地域住民らも多くのエキストラとして参加。町内の複数の場所で撮影が行われた。どの場面で洋光台の街が映るのかは公表されていないが、作品内では「洋光台」という街の名前がテロップで表示され、エンドロールには撮影協力として「洋光台まちづくり協議会」の名前も流れるという。三上会長は、街が人気映画に登場することに対し「洋光台が映画の撮影地になるのは初めてのこと。賑わいにもつながるのでは。これからゴジラの街として人が集まれば」と期待を寄せる。
ロケ地ならではの企画も
街では「団地の未来プロジェクト」の一環として7月29日の公開に合わせ、ロケ地となった洋光台からも映画を盛り上げようとタイアップイベントを企画している。催しは7月下旬からのスタートを予定しており、シン・ゴジラの実寸大の足跡を描く「ゴジラ足跡イベント」や、歴代ゴジラ映画のポスターを2回に分けて展示する「ゴジラ回顧展」、洋光台各所で撮影されたロケの様子を展示する「ゴジラメイキング写真展」などを計画。日時や期間は現在調整中で会場はCCラボを予定。詳細は決まり次第、同地区の情報サイト「ラブリー洋光台」で発表される。
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