こうなん文化交流協会・美術部会の会長として綜合美術展を29日から行う 風間 昭藏さん(書家名:風間 小羊(しょうよう)) 東永谷在住 78歳
地域への感謝 持続力に
○…昨年4月に美術部会の会長に就任。第1回から自身も参加する毎年恒例の綜合美術展も、今年で26回目を迎える。同会は芸術愛好家の一般市民約120人による有志団体。美術展では120点以上の多彩な芸術作品が披露される予定だ。「区民の協力もあって開催できるもの。ぜひ作品を見てもらいたい」と、感謝の気持ちとともに意気込む。
〇…新潟県で生まれ、10代後半で品川区へ。書に目覚めたのは自身にとっての青春時代。「何か落ち着いて集中できるものはないか」と探していたとき、友人から書道を勧められ、日本総合書芸院を創設した三室金羊(きんよう)氏に師事。「小羊(しょうよう)」という書家名も三室氏に名づけられたものだ。時には2時間近く墨をすり続けるなど集中する時間や、「訴える力がある」と話す書に魅せられ、続けてきた。その後、結婚して46年前に東永谷に居を構えると同時に、書道教室「小羊書院」を開塾。会社員として働く一方、二足のわらじで地域の幼児から大人までを教えてきた。師範にまで育て上げた生徒も数多いが、「子どもとの会話が楽しくて」。長い指導者歴の中には、教える以上の楽しさもたくさんあった。
〇…1998年の文部大臣賞をはじめ、最高芸術賞などの大賞も受賞。現在では日本総合書芸院の名誉会員なども務める。一方で地域活動にも積極的。ケアプラザや老人福祉センターなどでボランティアの書道講師として日々動き回る。「地域のおかげで続けてこられた。活動しているのは恩返しをしたかったから」。これまで書を続けることを「やめたい」と思ったことはない。「生徒や仲間など待っている人がたくさんいる」。地域への感謝の気持ちが活動の持続力だ。
〇…美術部会は若手や初心者育成のため、入門講座なども企画。「気楽に美術部会に入会してほしい。会員たちと輪になって話すことが仲間づくりにもつながる」。仲間たちとともに、目玉イベントを盛り上げる。
鎌倉市交通安全対策協議会初詣に合わせて鎌倉駅周辺の交通規制を行います。鎌倉への初詣は電車・バスをご利用ください。 https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/koutsuu_anzen/nennmatsu.html |
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