ディアナ横濱のメンバーたち
「女性の笑顔で街を元気に」と西区浅間町を中心に活動する団体「ディアナ横濱」が２月２日、横浜市の市民まち普請事業で整備助成対象に選ばれた。同団体では現在活動場所を整備中で、今夏の開設を目指している。
「ヨコハマ市民まち普請」事業は、市民が提案する地域の特性を活かした生活環境の整備に、上限５００万円の助成金が交付されるもの。昨年６月から２段階の公開コンテストが開催され、２次選考に残った６件のうちディアナ横濱を含む３件の提案が選ばれた。
同団体が提案したのは、メイクやフラワーレッスン、ネイルサービスなどを通じて幅広い年代の女性が気軽に集えるサロンを地域に作り、女性の力を活かして地域の活性化を図る「女性の笑顔で人と人をつなぐ地域応援プロジェクト」。メンバーは西区浅間町に住む40代の主婦ら５人。地域に以前から住む人々と新しいマンションの住民など、新旧住民の関係が希薄になっている現状を危惧し、代表の浅田貴代江さん＝写真右から２番目＝を中心に、２０１２年10月に団体を設立。メイク講師やフラワー講師などそれぞれの特技を活かし、「女性を輝かせる」活動を企画する。メンバーの一人、佐藤陽子さん＝写真左＝は「女性がメイクなどで綺麗になり、元気になるきっかけを作りたい。そして、ここに集う女性たちが昔の井戸端会議のような雰囲気で交流を深め、力を合わせればもっと地域を元気にできるはず」と趣旨を話す。
同団体は現在、活動基盤となるサロンを浅間町３丁目に夏の開設に向けて整備中。また、高齢者施設でのボランティアサービスのほか、町内会との協力も目的の一つで既に交流が進んでいる。地元の浅間町２丁目自治会の村岡治雄会長も「エネルギッシュな女性の力で地域を盛り上げてくれるのはありがたいこと。今後も相談を重ね、町内会としてもできる限り協力したい」と期待を寄せる。
ディアナ横濱は趣旨に賛同してくれるメンバーも募集。「特技があってもなくても構いません。男女問わず、地元で何かしたい、友人を作りたいという方、ぜひみんなで地域を盛り上げましょう」と話している。
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