西区の藤棚地域ケアプラザで8月25日、住民と行政、消防署が協力して「火災避難マップ作成」の第1回検討会が行われた。
これは、木造住宅の密集地域を多く抱える西区が、大規模災害時に安全に避難できるように住民の手で避難マップを作成してもらおうという取組み。
今回は、狭あい道路も多く抱える久保山地区をモデルケースに選び、13町内会から約30人が参加。西消防署浅間町出張所の中島賢治所長も参加し、火災でどのように延焼が広まるかを消防局の持つシミュレーターを使って検証。エリア内で3件の火事が起きて消火活動が行えないという想定で、12時間後にはほぼ全域の2318件まで延焼が広がる様子に参加者から驚きの声があがった。
その後、参加者らはエリア全体の地図を見ながら、実際にどのように避難すべきかを相談。広域避難場所の久保山墓地に逃げるか、浅間方面に行くべきなど、地図に情報を書き込みながら活発な議論を交わした。
今回の対象エリア、第3地区町内会自治会協議会の天笠米蔵会長は「実際の火災を想定して対策を考えることが大切。これを機に、それぞれの避難経路を考えていけるようにしたい」と話した。
マップ作りは10月に住民が実際に街を歩いて危険箇所や避難路などを調べ、マップに記載すべき事項などを確認する。西区では今年中にマップを完成させ、今年度中に対象エリア全戸への配布を予定している。
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