中区新山下で”さつま揚げ”を具材にした珍しいハンバーガー「開港バーガー」が密かな人気を博している。
見晴トンネルの少し手前で6坪ほどの店「立寄処道中」を営む酒匂(さこう)景寿さん(46)がその考案者。さつま揚げは、西区藤棚商店街の「今井かまぼこ店」で特別にアレンジしてもらったもの、パンは黄金町の「パン工房カメヤ」など、いずれも地元の名店から取り寄せる。パンとさつま揚げという変わった組み合わせをうまく取り持つのがピリ辛な和風ソース。しょうゆやショウガ、大根、ネギをマヨネーズで合えている。
開港バーガーを考案したのは2年前。今とは別の大さん橋で喫茶店を営み、「何か名物になるものを」と考えていた時に、今井かまぼこ店の今井宏之さんから「さつま揚げを使ったバーガーを作ってみませんか」と声を掛けられた。早速試作をしてみると常連客にも好評。料理人の友人たちから意見も募って試行錯誤を重ね、名称は横浜の新名物になるようにと「開港バーガー」と名付けた。
昨年11月に新山下に移転。店内には横浜の昔の地図や写真、書籍を飾り、街歩きツアーや地元アーティストのライブを企画するなど横浜愛溢れる酒匂さん。「不思議な組み合わせですが意外に合う横浜の食材を使った地産地消の一品です。横浜を盛り上げるためにいろいろな企画もしているのでぜひ気軽に立ち寄ってもらえたら」
開港バーガーは600円。自家製ブレンドのコーヒーとのセットは900円。
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