神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中区・西区版 公開:2015年10月8日 エリアトップへ

横浜市 医療費助成 小3まで拡大 県内では依然、低水準

公開:2015年10月8日

  • LINE
  • hatena

 横浜市は10月1日から、通院時にかかる小児医療費の助成を「小学1年生まで」から「小学3年生まで」に拡大した。保護者らからは歓迎する声がある一方、県内の自治体と比べ依然として助成範囲の水準は低いことから、さらなる助成を求める声も聞かれる。

 小児医療費助成は、健康保険に加入する子どもが病気やけがで医療機関を受診した際に支払う保険診療の一部負担金を助成する制度。市では、10月からこれまでの「小1まで」を小3までに拡大。これにより新たに約4万人が対象となった。

自治体間で格差

 神奈川県下では就学前までは県も一部補助しているが、小学校入学以降は各自治体が全額を負担する。対象年齢などは各自治体に任せられるため、内容にはばらつきがある。県内の市町村では、海老名市や大和市などは中学3年生まで、藤沢市や鎌倉市は小学6年生までを助成。政令市では川崎市は小学2年生だが、相模原市は今年4月から小学6年生までに拡大した。

財政状況がネックに

 横浜市健康福祉局・医療援助課担当者は「県下の水準に合わせて、小学6年生までの引き上げは必要と考えている。しかし、市の財政上、今年度は小学3年生までが限界だった」と話す。同課によると、助成の経費は1学年ごとに約8億円がかかるという。「一度上げたら、下げることは難しい。額面が大きいので今後の財政状況を考えて進めなければならないが、引き上げに向けた努力は今後も続けていく」と説明する。

充実の必要性認める

 市では1995年に0歳児を対象に助成を開始。徐々に対象年齢を拡大してきたが、2012年に小学1年生までに拡大してからは、動きは見られなかった。

 青葉区に住む小学2年生の子どもを持つ母親は今回の拡大に対し、「とても助かる」と評する一方、「横浜市は助成期間が短いと思っていた。ほかの自治体のように中学3年生までにしてほしい」と訴えた。

 同担当者は「県内で差がついてしまい、市民からも多くの要望を頂いている。対象年齢の拡大や所得制限の撤廃は、市の子育て支援施策の一つとして、必要性がある」と話した。

〈神奈川県後期高齢者医療広域連合からお知らせ〉

【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時

https://www.union.kanagawa.lg.jp/1000011/1000645.html

横浜市南区民の皆様へ

マイナンバーカードの申請はお済みですか?便利な出張申請窓口をご利用ください

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/koseki-zei-hoken/todokede/koseki-juminhyo/mynumber/mncard/

<PR>

中区・西区・南区版のトップニュース最新6

「博報賞」を受賞

南吉田小本町小手塚教諭

「博報賞」を受賞

優れた教育実践を評価

11月28日

西区制80周年盛大に

西区制80周年盛大に

記念式典、約350人が祝う

11月28日

信愛塾が45周年

南区NPO

信愛塾が45周年

外国ルーツの子ども支援続ける

11月21日

いじめ認知件数 最多に

市内公立小中学校

いじめ認知件数 最多に

市調査で3年連続増

11月21日

蒔田公園に仮設桟橋

運河チャレンジ

蒔田公園に仮設桟橋

17日、水上交通で街つなぐ

11月14日

全盲者が描く似顔絵と心

全盲者が描く似顔絵と心

南区のNPOが企画

11月14日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月28日0:00更新

  • 10月17日0:00更新

  • 7月18日0:00更新

中区・西区・南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook