横浜YMCAの学童クラブに通う児童らが9月6日、「熊本・東北復興応援ナイター」の一環として試合前の横浜スタジアムで募金活動を行った。集まった寄付金は、今年4月に発生した熊本地震および、東日本大震災の被災地支援にあてられる。
参加したのは、小学1年生から3年生までの男女7人。スタジアムの外部との出入口である8つのゲートのうち2カ所で募金箱をもって支援を呼びかけた。球場内には、当日限りの特設ブースも設けられ、モモなど福島の物産も並んだ。
募金活動に臨み、参加者の8歳の女子児童は「声出すのが大好き。とても大きな声で頑張れる」と張り切っていた。
当日は、福島県など東日本大震災の被災地から神奈川県内に避難している親子ら58人と、避難者支援活動への寄付者ら338人の396人をYMCAが招待。ベイスターズ対ヤクルトの試合を観戦した。
この取り組みは、YMCA創立130周年の2013年から実施されており、今年で4回目。当日は、招待された子どもから、会津地方の名産品『赤べこ』が両チームに贈呈された。また、福島県いわき市出身で現在、港南区で暮らす上田優太郎くん(10)が始球式の投球者を務めた。
上田くんは登板を前に「とってもうれしい。夢の舞台です」と興奮した様子だった。また招待者の一人で宮城県多賀城市出身、大和市に暮らす相澤俊介くん(12)は「いま住んでいるところが楽しい」と笑顔で話していた。
東日本大震災による県内への避難者は7月末現在で約3500人となっている。
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