横浜を代表する建造物である「横浜市開港記念会館」が7月1日で開館100周年を迎える。所管する中区では、それを記念して記念月となる7月に式典やフォーラムをはじめタンゴやキューバ音楽、オペラのイベントに横浜を舞台にした映画の上映会などを予定している。
同会館は、その名の通り横浜開港50周年を記念し、市民の寄付金で1917(大正6)年7月1日に開館した。59(昭和34)年から中区の公会堂となり、屋根ドームなどの大改修をへて、89(平成元)年に国の重要文化財に指定された。
その歴史ある建物で、まさに100周年を迎える7月1日には、午後1時からの式典でガイドボランティアをはじめ会館の運営や維持に寄与してきた企業や団体などへの感謝状授与が行われる(参加は当日、先着250人)。また、1時45分からは記念フォーラム(当日、先着300人)も。
フォーラムでは、「横浜市開港記念会館と本町の歴史」をテーマに横浜開港資料館・横浜都市発展記念館の西川武臣副館長が講演。地域の政治・経済の中心地として発展してきた会館の場所を通して、繰り広げられた人々の営みを紹介する。
その後、座談会「同会館の過去・現在・未来を考える」として、講演した西川氏、中区在住のアナウンサー・渡辺真理氏、横浜シティガイド協会理事の嶋田昌子氏、市立大教授の鈴木伸治氏、横浜美術館副館長の柏木智雄氏が登壇する。いずれも参加無料。2日は参加無料のコンサートにジャックの塔の登頂(先着300人/100円)、また週末ごとに音楽イベントなどを予定する。1日から23日までは2階にカフェを開設し週末には限定のオリジナルビールも味わえる。100周年記念誌の販売も。A4判・104頁・オールカラー・1500円税込。
中区は10月に区制90周年を迎える。
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