本牧 気まぐれ歴史散歩 46 『横浜で一番広い学区?! 本牧南小学校』
本牧南小学校は、横浜市の中で学区が一番広い小学校かもしれないという話を聞いたことがあります。本牧南小学校の学区に属する地域のほとんどは本牧地先の埋め立て後に造成された新しい町です。住宅地より港湾施設や工業地帯となっていることが広い学区となっている要因ですが、その本牧南小学校も昨年開校50周年を迎えました。
本牧市民公園にある埋立記念碑にあるとおり、本牧の漁師たちが断腸の思いの中で子孫の繁栄のためにと本牧地先の埋め立てに合意してから既に半世紀以上が経ちました。本牧地先は日本を代表する工業地帯となり、エネルギーの拠点となり、物流の拠点となり、ごみの最終処分場となって、あらゆる方面から私たちの生活基盤を支え続けています。
安全面の理由から関係者以外は日常的に港湾施設や工業地帯に入ることができないので、日頃はなかなか意識することはありませんが、本牧南小学校の学区を改めて地図で眺め直すと、私たちが普段は見ることができないところで、たくさんの人々が働き、日本の経済と生活を支えくれていることに気づかされます。
この半世紀で、海があった頃の生活とは全く異なる形となりましたが、本牧南小学校の学区は、今も私たちの日常と密接に関わり、日本中の人たちを支えている地域なのだなと感じます。
次回は、近隣のもうひとつの小学校の方へ向かいたいと思います。(文・横浜市八聖殿館長 相澤竜次)
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