特色のある優れた読書推進活動の実践が評価され、中区の本牧南小学校と中図書館がこのほど文部科学大臣表彰を受賞した。4月23日に都内で表彰式が行われた。受賞した全国226の団体などのうち、横浜市で3件。そのうち2件が中区の取組となった。
文科省は2002年度から、子どもの読書活動を推進することを目的に「子供の読書活動優秀実践校・図書館」を選出し、表彰をしている。本牧南小と中図書館は23年度の同表彰を受賞した。
本牧南小は、読書活動を通じて児童の未来を変える原動力につなげる多数の取組が評価された。同校は「一日1SDGs」を合言葉に、22年4月から毎週水曜日に、SDGsに関わる記事を学習アプリを介して司書が発信。全学年の児童がアプリ上で自由に意見や感想を書いて返信することができる。高学年になると、記事の内容を自ら調査して理解を深めたり「この角度からもSDGsに関連するのではないか」などの意見もあるという。また同年、図書室にGROOVE X社の人工知能を搭載した「LOVOT(らぼっと)」を導入し、児童の読書を促すツールとしても活用されている。
中図書館は区内で毎年10月に行う「なか区ブックフェスタ」で、おすすめの本を動画で紹介する「ブックチャレンジ」と年齢別に推薦本をセットにした「本の福袋」を実施。区内の読み聞かせボランティア3団体と06年から連携し、子ども向けの「おはなし会」イベントなどを開催している点も評価された。
連携の契機に
19年まで同図書館が同校に出張で本の紹介などを行っていたが、コロナで中止に。今回の受賞を機に再び連携に向けた話し合いが行われるなど、更なる読書活動の推進が検討されている。
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