市立南中学校が相撲の中学県大会団体戦で優勝し、8月20日から兵庫県姫路市で行われる全国大会に初めて出場する。選手はいずれも普段は柔道部で活動する。練習の一環として取り入れた相撲で好成績を残し、「二足のわらじ」を履き続ける。
7月31日に行われた県大会。団体戦は3人によって行われる。御幸中(川崎市)との決勝では3対0で相手を圧倒した。メンバーの相澤駿介君(3年)は「最初から優勝を狙っていた」と筋書き通りの展開だった。
柔道では市大会上位の常連である南中。足腰の強化を図ろうと、2年前から週1回、練習に相撲を取り入れた。指導する竹内勝広教諭によると、県内の中学生の相撲選手の多くが柔道との掛け持ちだという。
柔道にもプラス
南中には土俵はなく、稽古場を求めて県内各地に出かけることもした。小山侑介君(同)は「相撲をやることによって、筋肉が付き、踏ん張れるようになった」と柔道にもプラスだという。
強豪が揃う全国の舞台。個人戦でも全国大会に出る江利川啓君(同)は体重が120kgあるが「全国に行けば自分より大きな相手がいっぱいいる」と話す。
相撲で全国の土俵を踏むが「本当は柔道で強くなりたい」と相澤君が語るように、柔道が主体であることに変わりはない。
柔道県大会では女子が団体戦で3位に入り、関東大会に出場したのに対し、男子はベスト16止まりだった。「全国では立ち合いで強く当たりたい。目標は優勝」と相澤君。畳の上での悔しさを土俵にぶつける。
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