4月12日に投開票された市議選南区選挙区(定数5)は、現職5人、元職1人、新人1人の7人で争われ、自民党の遊佐大輔氏(33)がトップ当選、渋谷健氏(56)が続き、自民党の現職が上位を占めた。以下、共産党の荒木由美子氏(55)、公明党の仁田昌寿氏(58)と現職が再選。民主党の新人・伊藤純一氏(42)が初当選を決め、維新の党の現職・木下義裕氏(37)は議席を失い、みんなの改革の元職・片桐紀子氏(51)は返り咲きを果たせなかった。南区の投票率は前回を下回る41・87%だった。
遊佐氏は初当選の前回から5千票以上伸ばしてのトップ当選。伸び率は約1・5倍で、自民党の中では市内最高だった。選挙戦では20代、30代の若いスタッフが活動する姿が目立った。「有権者と一緒にどういう未来を描くかということを意識した」という。トップ当選には「重い責任を感じる」と気を引き締めた。
渋谷氏は県議選で初当選した新堀史明氏とともに活動することが多かった。「国・県・市の連携で横浜の経済を活性化させたい」と抱負を語った。
荒木氏は自身最高の票数を獲得。「今まで自分のことを知らない有権者からも声をかけられることが多かった」と共産党全体に対する追い風を感じたという。
仁田氏は前回より1千票以上減らしての当選で「この選挙の意義を市民に伝えきれなかった」とした上で「安心できる高齢社会の実現を目指したい」とした。
初挑戦の伊藤氏は「南区内を歩く中で、地域ごとの課題を知った」と話し、元市職員の経験を生かし「行政サービスを隅々まで行き届かせたい」と語った。
2期目を目指した木下氏は、みんなの党から出馬した前回の半分以下の票にとどまり、「私個人の力不足」と振り返った。
片桐氏は8年ぶりの選挙戦で出馬表明が3月と出遅れ、「活動する時間が少な過ぎた」と話した。
投票率は42%
市議選の投票率は市全体で42・00%。南区は41・87%で18区中10番目だった。前回から3・28ポイント減の減少幅は市内で最も小さかった。
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