24年ぶりの快挙
陸上男子200mで4月に県中学新記録を出した永田中学校(深澤茂校長)陸上部3年のイブラヒム貞哉君が6月6日、三ツ沢公園で行われる市大会で100mと200mに出場する。
イブラヒム君は、4月に行われた県大会の200m予選で21秒99を叩き出し、これまでの県中学校記録(22秒06)を24年ぶりに塗り替えた。決勝でも22秒08の好タイムで優勝。186cmの長身を生かした大きな走法が持ち味だ。県大会を振り返り、「(21秒台は)練習でも出なかったので信じられなかった」と語る。
「筋トレ」で弱点克服
ガーナ人の父と日本人の母を持つイブラヒム君。小学5年で陸上を始め、「記録が伸びることが面白かった」と夢中になった。長身だが線が細く、1年前の体重は68kg。顧問の佐藤広貴教諭は「昨年は故障が多かった」という。
課題克服のため、下半身と腹筋の筋力トレーニングを強化した。結果、筋肉が増えて体重は76kgに。自己ベストを0秒7更新した県記録は、昨年の全国大会4位に相当するタイムだ。現在は体の力を抜いてリラックスして走ることや、「弱気になりやすい」という精神面の強化を図っている。
市大会で上位に入り、7月の県大会で標準記録を突破すれば、8月に北海道で行われる全国大会出場が決まる。イブラヒム君は「目標は日本一。21秒7台を出したい」と頂点を目指す。
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