記者が見た、聞いた、感じた、を伝える あっとほーむデスク 5月21日9:45更新
明治初期に現在の南区庚台に窯場があった眞葛焼を展示する「宮川香山眞葛ミュージアム」=神奈川区栄町=で企画展「初代宮川香山優品ベストコレクション」が5月21日から始まります。
眞葛焼は京都・眞葛ヶ原の焼き物作家・宮川香山の作品。香山は輸出向けの陶磁器を製造するために1871(明治4)年、現在の庚台にあたる場所に窯を開きました。子や孫が香山の名前を継ぎましたが、45年の横浜大空襲で窯が壊滅的な被害を受けたこともあり、香山の作品は途絶えています。
企画展では、没後100年を迎えた初代香山が制作した動植物を緻密な細工で表現した作品や国内向けに作った茶碗コレクションなどが展示されています。
同ミュージアムは横浜駅東口のベイクォーターそば。開館は土、日曜日のみ。午前10時から午後4時。入館料は大人500円、中高生200円。小学生以下無料。企画展の開始を記念し、5月21日、22日、28日、29日は入館料が無料になります。
問い合わせは同ミュージアム電話045・534・6853。
写真は初代宮川香山。