3月25日に始まる「第33回全国都市緑化よこはまフェア」に関連し、4月2日に蒔田公園で開かれる「南区桜まつり」の中で特設花壇を設置するなど、花と緑で会場を盛り上げる企画が予定されている。桜まつり以外にも、同フェアのテーマフラワーの一つである桜の植樹や公園に花苗を植える取り組みなどを行い、区内に花や緑を増やしていく。
緑化フェアは毎年、全国各地で開かれているが、横浜では初めての開催。市はフェア開催を契機に各区に花や緑を増やそうと、2016、17年度で合計1千万円の予算を配分。南区では、これを魅力発信・にぎわい作りの取り組みの一つと位置付け、フェアのテーマフラワーであり、区の花でもある「さくら」を取り入れた取り組みを進める。
桜まつりの会場となる蒔田公園では昨年11月に公園愛護会と日枝小放課後キッズクラブが協力し、花壇を新設。現在はパンジーやハボタンなどが花を咲かす。さらに、2月には横浜緋桜とケヤキを1本ずつ植えた。
特設花壇を設置
桜まつりでは、公園の蒔田駅方向の入口付近に5m×3mの特設花壇を設ける。草花を立体的に装飾して展示する予定。同時にエアアーチも設けられ、来場者を華やかに迎える。
南区の緑被率(区面積に対する300平方メートル以上のまとまりのある緑)は14年時点で14・4%。西、鶴見、中区に次いで低く、市全体の28・8%を大きく下回る。住宅が林立し、まとまった緑を増やすのが難しいため、区は個人宅への「緑のカーテン」設置や公園の花を増やす取り組みを進める。
緑化フェアに関連し、区は昨年11月、83カ所の公園愛護会に対し、花苗を配布。身近な場所から花や緑を増やそうとしている。
春の風物詩は4月2日
4月2日の桜まつりは区庁舎移転に伴い、昨年から蒔田公園が会場となった。今回もステージイベントや模擬店、バザーなどがある。
例年、桜が咲く季節になると、見物客が捨てるごみやトイレのマナーが守られないことが多いことから、区や主催の南区民まつり運営委員会はチラシに大岡川沿いのトイレ設置場所を記し、「マナーを守って楽しいお花見を」と呼びかける。
ぼんぼりの点灯は3月25日から4月9日までの午後6時から10時(月〜木曜日は9時)まで。
問い合わせは事務局(区役所地域振興課)【電話】045・341・1237。
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