吉野町にある囲碁・将棋教室「ワイワイ・ワールド」で講師を務める鈴木肇さんが3月、兵庫県加古川市で行われた将棋のアマチュア大会で優勝し、プロ棋士も参加する5月の本戦へ参加することになった。
鈴木さんが優勝したのは、全国のアマ棋士が腕を競う「加古川青流戦アマチュア選抜大会」。同大会は「アマ棋士頂上決戦」とも言われ、上位進出者はプロ棋士が参加する本戦に進むことができる。
今回は17都道府県から98人が参加し、トーナメント形式で争われた。1日で最大7局を対戦するため、技術だけでなく、強靭な精神力も必要になる。鈴木さんは「どれも苦しい対局だったが、弱気にならず、自分から積極的に動く将棋ができた」と喜びをかみしめる。
生徒の存在励みに
鈴木さんが将棋を始めたのは小学2年の時。母親に連れられ、磯子区の将棋センターに通ったのがきっかけだった。その後、棋士研修機関「奨励会」に所属し、プロを目指していたこともある三段の腕前。2月の関東アマ将棋名人戦の県予選などでも優勝している。
現在は週2回、「ワイワイ・ワールド」で子どもらに指導する。大会に参加する時は、子どもたちが心から応援してくれ、それが励みになっているという。
5月の本戦は44人によるトーナメント戦。1回戦で門倉啓太四段と戦う。「生徒をがっかりさせたくない。見本となるような将棋をしたい」とプロを相手に気を引き締める。
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