2015年もあと1週間。春、冬に大岡川の桜を活用した新しい地域活性化、誘客策が図られるなど、観光やにぎわい作りを意識した取り組みが目立った今年の南区を振り返る。
「桜」で人呼ぶ
南区役所と京急電鉄が連携し、3月中旬から井土ヶ谷駅を使い、大岡川の桜をアピールするキャンペーンを展開した。列車到着を知らせる駅メロに男性4人組「ケツメイシ」の「さくら」を使用。メンバーの大蔵さんが井土ヶ谷出身であることから導入したもので、駅にメンバーのサインも飾られた。ほかにも、階段に桜の絵を描くなど、同駅を桜並木の”玄関口”として見物客を呼び込んだ。
京急電鉄は弘明寺商店街が12月5日から初めて企画した桜のライトアップにも協力。川沿いのソメイヨシノ15本に桜色のLED電球が取り付けられ、イルミネーションが夜の弘明寺を盛り上げている。点灯は来年1月10日までの予定。
南区の魅力アップを目指し、区役所が食料品を対象にした土産品コンテストを実施。7月から投票が始まり、12月に和菓子などの8品が決定した。
崖地に避難勧告
台風18号が接近した9月9日、区内の一部崖地周辺にある291世帯に避難勧告が発令された。昨年10月、市内の崖崩れで死者が出たことを受けて、市が新しい勧告発令の仕組みを作り、初めて適用された。区内で人や建物に被害はなかったものの、避難勧告を知らなかった人もおり、周知について区は「課題を残した」としている。
進む移転準備
区庁舎移転へ向けて課題だった新区庁舎へのバスアクセスに関し、市営バスが区西側から直通便を出すことや他事業者の一部路線が新区庁舎そばを通ることが9月に明らかになった。
新区庁舎そばの阪東橋駅と黄金町駅周辺で進められているバリアフリー化の基本構想が3月に策定され、すでに阪東橋駅から新区庁舎へつながる道には視覚障害者用誘導用のブロックが設置されている。
現在の区庁舎の跡地利用方針が6月に示され、民間業者の提案を参考に活用法を公募することになった。同時に別所の土木事務所跡に地域ケアプラザを整備する方向も示された。
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