生麦5丁目にある鶴見川河川干潟「貝殻浜」がこのほど、地域まちづくりを推進している活動や団体、また優れた景観などに贈られる第5回横浜・人・まち・デザイン賞で、「まちなみ景観部門」を受賞した。
同賞は、市民からの推薦などで地域まちづくり活動とまちなみ景観について表彰するもの。貝殻浜で清掃活動などを行っている市民団体のメンバーが推薦し、受賞にいたった。今回、同部門には68件の応募があり、6件が受賞。これまで区内では、環境エネルギー館の整備、鶴見駅西口オープンカフェの2つが、いずれも「地域まちづくり部門」を受賞しているが、街並みが評価されるのは初めて。
貝殻浜は、その名の通り、貝殻が白い浜を作る美しい景観が特徴。地域住民らに憩いの場として親しまれている場所だ。
浜が整備されたのは平成18年度。関東地方整備局京浜河川事務所が、市民意見を募った上で堤防などを整備した。
20年にわたり貝殻浜で活動しており、今回同賞「地域まちづくり部門」を受賞したNPO法人鶴見川流域ネットワーキングは、「真水と海水が交わる汽水域(きすいいき)と呼ばれる水域。貝と貝の隙間に生き物が住みやすく、生物多様性の観点からも素晴らしい場所。そうした環境を残して整備したことが評価対象になったのでは」と話している。
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