列車の運行に影響の出る踏切支障の多発を受け、昨年4月から日中の通行規制を行っていたJR鶴見駅そばの総持寺踏切が、4月1日に廃止となる。
総持寺踏切は、JR鶴見駅西口側の大本山總持寺参道入り口付近にある踏切。延長はJR東日本管内で最長となる60・1mで、計11本の線路が走る。規制前の朝のピーク時には、1時間で58分間遮断され、1日の最大遮断時間は15時間と、「開かずの踏切」として有名だった。
安全面に配慮
廃止は、歩行者や自動車などの通行が原因で列車の運行に影響が出る踏切支障が要因だ。
これまで同踏切では、一昨年、昨年と2度の時間帯による通行規制を実施。昨年の規制では、午前6時から午後9時までが通行止めとなっていた。いずれも、安全面の配慮から踏切支障を無くすためだったが、夜間だけの通行にもかかわらず、前回の規制後約1年間で20件の踏切支障が発生。JR東日本横浜支社によれば、「一つの踏切としては多い」という。
決定前にJRでは、交通調査を実施。7割ほどが横断のために整備された踏切横の跨(こ)線人道橋を使用していたことや、「安全のためなら」と地元の理解が得られたことなどを受け、廃止となった。
踏切は今後、準備が整い次第撤去される予定だという。
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