入船公園=弁天町=のシンボルツリーであるミモザの木が6月8日、倒木の恐れがあることなどから伐採された。
伐採されたのは同園の自由広場にある2本のミモザのうちの1本。高さは10m以上あり、毎年3月ごろに丸みを帯びた黄色い花を咲かせていた。同園では、ミモザの押し花をあしらったしおりを来園者に配布するなど、親しまれていた。
ミモザの傷みや倒木の危険性は、園内樹木の点検で明らかになった。点検は、横浜市の通知を受け行われたもの。市は、この4月に川崎市の商業施設で街路樹の枝が落下し、女児の頭に直撃した事故が起きたことから、点検を要請していた。
その結果、根本からの揺らぎが著しく、倒伏する危険性があり、回復する可能性も低いことが明らかになり、同園は伐採を決めた。
「非常に残念だが、ミモザのある自由広場は子どもの遊び場。子どもたちの安全を守らなければ」と同園の斉藤修所長は話す。
伐採後の用途未定
新たにミモザを植える予定は今のところない。伐採後のミモザの用途は未定だが、同園は「利用できれば何か作りたい」としている。斉藤所長は、「雨風にも負けず今まで波乱万丈生きてくれた。感謝したい」と語っていた。
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