寺尾の実践、高い評価 まちづくりで国交大臣賞
寺尾地区の地域づくりに取り組む「寺尾地区福祉のまちづくり推進協議会」(福まち)が、国土交通大臣の表彰を受賞した。細やかな情報収集や、地域に関わる様々な人々との連携を通し、歩道の改善など多くの成果を出してきた実績が評価された。
福まちは、2003年に結成。寺尾地区・寺尾第二地区連合会、自治会町内会、学校、事業者、地区社会福祉協議会など、様々な立場の人々が参加し地域づくりに取り組んでいる。
地域の魅力を再発見するまち歩きイベントや、車いすが通行しやすい歩道の実現など、地域の資源の共有や課題解決のため、多くのプロジェクトを企画・実行してきた。
今回これまでの実績が評価され、国土交通省が全国の魅力あるまちづくりに功績のあった個人・団体に贈る「まちづくり月間国土交通大臣表彰」に選ばれた。
自由な発言の場
精力的な活動を支えるのは、開かれた会議だ。福まちでは、誰でも自由に参加できる「作業部会」と呼ばれる話し合いの場を月に1度実施。部会では、自分のやりたいことを自由に提案でき、参加者の賛同を得れば実践できる。また、高齢者の会話や住民アンケートなどから情報収集を細やかに行い、地域の課題をキャッチすることも心がける。
信号設置を検討
現在も様々な計画を検討中だが、その一つに旭小学校近くの道路への信号機設置がある。カーブのある道路で危険なため、周辺に住む児童は道路を避け、迂回して登下校している。
「今はまだ検討段階だが、学校関係者などと協力して実現できれば」と福まちメンバーは意欲を見せる。
福まちの関口清春会長は、「もうこれで満足という街はない。街をよりよくしたいという思いが地域にある限り活動を続けていきたい」と話している。
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