潮田中学校剣道部がこのほど、男女とも第43回神奈川県中学校選抜剣道大会の団体戦を制し、8月17日から高知県で開催される全国大会に出場する。男子は神奈川県大会で史上初の4連覇を達成。同一校による男女での全国進出は、一昨年に達成して以来2回目の快挙となった。
潮田中学校剣道部は部員総勢26人。男子は7回目、女子は3回目の全国出場となる強豪校だ。
男子は昨年、史上初の3連覇を達成し、全国でもベスト8の成績を修めていた。そのメンバーの7人中4人が新チームに残っていた今年は、県予選で誰一人負けることなく優勝。圧巻の強さで連覇記録を更新した。
顧問の大塚陽介教諭は「それぞれレベルが高く、仕上がりもいい。日本一を狙える位置にいる」と期待を込める。
女子の決勝戦は白熱の試合展開。「なかなか打たせてくれなかった」と大塚教諭は振り返る。それでも副将戦で一本をもぎ取り、そのまま逃げ切って見事2年ぶりの頂点に立った。
めざすは頂点
新チーム結成後、男女共に全国制覇を目ざして練習に励んできた。高い目標を掲げていたのは、昨年の苦い記憶があったからだという。男子の森山竜成主将は「昨年は残り10秒で1本を取られ、表彰台に登れなかった。1本の差を縮めるためにこれまで練習してきた」と力強く語る。
女子の金子紗世主将は「昨年は県大会決勝で敗れて悔しい思いをした。絶対気を抜くなと声をかけ、決勝では全国大会に繋がる試合にできた」と胸を張る。
同部のOBでもある大塚教諭は「新チームになってから毎週のように全国の強豪と戦ってきた。思い入れもある」と後輩にあたる教え子の成長ぶりに手応えを感じている。森山主将は「お世話になった保護者やOB・OGへの感謝を忘れず、全国制覇したい」と活躍を誓った。
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