神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鶴見区版 公開:2014年9月11日 エリアトップへ

競泳100m自由形で国民体育大会に出場する 辻彌岳(みやま)さん 馬場在住 22歳

公開:2014年9月11日

  • LINE
  • hatena

努力で夢をつかみとる

 ○…国民体育大会に初出場が決まった。繰り上がりという形で代表の座をつかんだが、それは運が作用したからだけではない。「自分は天才じゃないけれど、努力でここまで来た」

 ○…水泳は小学校1年から。始めてしばらくは練習には後ろ向きだった。だが、5年で横浜市の水泳大会に出場し、決勝戦を見た時「華やかですごい」と憧れるように。その後、同級生らと泳ぎに打ち込むも、翌年出場した市大会では満足のいく結果を出せなかった。悔しさを抱え、寺尾中学に進学すると、学校になかった水泳部を自ら創設。ますます泳ぎにのめりこんだ。「自分には水泳以外何もない。これにかけようと決めていた」と振り返る。全国初出場は、高校2年生。「人生で1番と言っていいぐらいうれしかった」。「遅咲きだった」自らの成長を後押ししたのは、恩師との出会い。長所を伸ばし、時に厳しい指導で、本気で上を目ざすことを教えてくれた。「それまでの価値観を変え、自分を本気にさせてくれた」。大学進学後も、強豪選手と肩を並べ競い、着実に結果を残してきた。「のしあがってきた自信はある」

 ○…家族も競泳生活を支える。試合前、父は毎回体毛を剃ってくれる。水が肌に当たる感覚が変わるという。母は、食事を気遣い、ほぼ毎日、鉄分接種のためひじきやレバーを出す。「実はあまり好きじゃなくて」と苦笑するが、「家族には本当に協力してもらっている」と感謝を忘れない。息抜きは友人との時間。「いい結果が出た時は食事をしようと集まってくれる。皆応援してくれている」

 ○…水泳を始めた小学生のころから、オリンピックに憧れ続けてきた。かつて、高校で出会った恩師に「オリンピックになんか出られない」と言われ、「どうしてそんなこと言うんだ」と言い返したことも。「あの時の恩師の言葉を見返したい」。2016年のリオデジャネイロ五輪に向かって迷わず突き進む。

鶴見区版の人物風土記最新6

山谷 尚平さん

今年度の横浜市優良工事表彰で現場責任者表彰(舗装部門)を受賞した

山谷 尚平さん

獅子ヶ谷在勤 36歳

11月21日

山田 佐代子さん

11月に港北区に移転オープンする(公財)神奈川県動物愛護協会の会長を務める

山田 佐代子さん

港北区在勤 65歳

11月14日

秋葉 茜里さん

横浜商科大学の学園祭で「プチ商店街」を企画した

秋葉 茜里さん

神奈川区在住 22歳

11月7日

長澤 昌之さん

矢向日枝神社の御輿護持会「鳳友会」の会長を務める

長澤 昌之さん

矢向在住 75歳

10月31日

若鍋 由美子さん

三ツ池公園の「ノルディックウォーキング体験会」で講師を務める

若鍋 由美子さん

馬場在住 56歳

10月24日

鈴木 光さん

一般社団法人「減災ラボ」の代表理事で、防災・減災活動を続ける

鈴木 光さん

港北区在住 49歳

10月17日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月14日0:00更新

  • 7月7日0:00更新

  • 4月7日0:00更新

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

鶴見区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月21日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook