緑化フェア旭区会場 あす22日から再公開 花公園として整備
今春市内2会場で開催された「第33回全国都市緑化よこはまフェア」のメイン会場の一つ里山ガーデン(旭区)。横浜市はフェア開催に伴い整備された会場内の基盤を活用し、期間中約33万人が来場した花の拠点を再公開する。期間は9月22日(金)から10月22日(日)まで。
動物園との相乗効果狙う
緑化フェアは3月25日から6月4日まで、臨海部のみなとガーデンと内陸部の里山ガーデンの2カ所をメイン会場に開催された全国規模の祭典。来場者数は全体で600万6154人。みなとガーデンは566万8543人、里山ガーデンは33万7611人だった。
里山ガーデンの再公開は、フェア期間中30万人以上が訪れた会場の基盤を生かし、隣接するズーラシアへの誘客や、将来予定されている植物公園の整備へつなげていくのが狙い。
緑化フェア開催中、市は来場者へのアンケートを実施しており、それによると里山ガーデンを訪れた来場者の33・6%は「隣接するよこはま動物園ズーラシアへも足を運んだ」と回答。市は限定公開による相乗効果に期待を寄せている。
コスモスなど約80種
再公開の見どころは、コスモス・サルビアなど、約80種の秋の花に植え替えられる約1ヘクタールの大花壇。緑化フェア開催時にあったアスレチック施設などはすでに撤去されているが、園路などはそのまま活用される。
また、キッチンカーの出店なども予定。最寄駅から遠いといったアクセス上の課題については、緑化フェア開催時と同様にバスの増便・延伸を実施する。里山ガーデンでスタンプラリーに参加すると、ズーラシア当日入園料が半額になるなど、動物園との連携企画で誘客を促す計画だ。
入場無料。「緑化フェアを通じ、花の持つ魅力を発信できた。引き続き、花と緑を楽しめる場所にしていきたい」と市担当者。今後については、林文子市長が定例会見で来春の公開について言及するなど、継続的な公開も検討されている。
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