環境に関わる地域学習運動を行うアースgreenつるみが主催する「天ぷら油がエネルギーに!」の講演会が10月7日、鶴見ふれあい館=豊岡町=で開かれた。
講師はてんぷら油の廃食油を環境に優しい燃料へ変え、ディーゼル自動車や発電機などに活用している信愛エナジー合同会社=泉区=代表の朝比奈巖さん。当日は約20人が訪れ、朝比奈さんの雄弁なトークに興味津々だった。
朝比奈さんは「廃食油は川に流れれば下水の負荷となるだけだが、電力として再利用することで莫大なエネルギーになる」と廃食油の有用性を訴え、回収協力を呼び掛けた。廃食油約1リットルで家一軒分の電力が賄えるという。
川崎では113拠点
川崎市には「かわさきかえるプロジェクト」という団体が廃食油を再利用するために、市内に113(今年5月現在)の回収ポイントを設置している。区内ではWEショップ=豊岡町、重寿司=駒岡で廃食油の回収を行っているが拠点は少ない。朝比奈さんは「将来的にはエネルギー分散型社会の実現を目指したい」と意気込み、アースgreenつるみの担当者は「活動を通し環境問題を身近に考えてもらえれば」と話した。
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