サラリーマンとして働きながら、テノール歌手として演奏会を開催する 秋山 泰一さん 入江在住 44歳
夢追う社会人声楽家
○…声楽をはじめて7年。念願だった個人リサイタルを、みなとみらいホールで開催する。演奏会では、オペラの名曲を明るく厚みあるテノールで歌い上げる。本番まで3カ月を切った。練習だけでなく、会場の手配から広報まで、全てを一人でやっている。「夢は自分でかなえるもの、と信じてきた。今できる最大限のことを歌で表現し、頑張っている社会人声楽家の姿を見てもらいたい」
○…神奈川区出身。幼い頃からピアノを習い、白幡小では鼓笛隊に所属するなど、音楽のある環境で育った。中学では水泳部で汗を流し、高校では生徒会長を任された。「学生時代は聞く専門。ジェシー・ノーマンの歌声は素晴らしかった」と振り返る。その後、教師を目指して大東文化大文学部に進学。大学では空手の一種である「躰道部」の門を叩き、四段を取得した。教育実習をやって生徒指導の難しさを実感。一般企業に就職することになった。
○…入社以来、人事・総務畑を歩んできた。「会社が声楽家の活動を見守ってくれている分、責任を持って仕事をしている」。声楽の道に進むきっかけは、区文化協会主催の講座「オペラを歌おう」に参加したことだった。「歌を勉強するのに音大卒は関係ない」と後押しされ、社会人声楽家としての活動をスタートさせた。「二足のわらじ」は、時間の使い方と切り替えが大切。通勤電車や休憩時間に楽譜を読むことが、日課となっている。
○…趣味はスイミング。湘南の遠泳大会では年代別6位に入賞。酒も好きだが「飲み過ぎると、喉によくないのでセーブして飲んでいます」と苦笑する。本格的なレッスンを経て、地域声楽家団体の一員となった。定期公演のほか、地域ケアプラや区社協の福祉大会にも出演。神奈川大の混声合唱団と共演するなど、活動の場を広げている。「舞台に立てば、プロもアマも関係ない」。社会人声楽家としての誇りを胸に臨む。
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