教育の質改善に向けた取り組みの一環として、横浜市内に本部がある神奈川大・関東学院大・横浜国立大が2月20日、「ヨコハマFDフォーラム16」と題したセミナーを神大横浜キャンパスで開催した。
市内3大学は「FD活動」と呼ばれる大学教育の教授法や指導法の改善に向けた取り組みを進めている。2014年4月のキックオフミーティングを皮切りに、懇談会や研修会を共同開催。昨年12月には包括協定を締結し、これまで培った活動情報を共有し連携することが約束された。
横浜マリノス協力
協定締結後初となった今回のセミナーは「学生の学びのモチベーションを高める大学教育」がテーマ。サッカーJ1の横浜F・マリノスで選手育成を担当する小池直文育成ダイレクターが招かれ、教職員や学生75人を前に講演。神大の卒業生でもある小池氏は、よい選手を輩出するための3要素として「タレント発掘」「コーチ」「環境」を挙げ、「信頼関係の構築が絶対条件だ」と持論を展開した。
講演後には、参加者によるディスカッションを実施。教員・職員・学生それぞれの立場から「学びのやる気スイッチが入るとき」について話し合った。
齊藤隆弘委員長は「横浜の大学から日本の教育改革を目指す。そうした意気込みで活動を継続していきたい」と話していた。
|
|
<PR>
神奈川区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|