東海道区民ミュージカルの主演を務める 小林 鈴果さん 横浜創英高校 1年
輝き放ち人を笑顔に
○…2020年、テレビで東京五輪を見ていた子どもたちが、思いもよらず東京五輪が幻となった1940年にタイムスリップする――。今まさに盛り上がっているテーマを題材とした地域演劇に、主人公として挑む。「私が演じる里恋(りこ)は、祖父の形見の玉手箱でタイムスリップした先で、さまざまな出会いを通じて成長していく役」と分析。「まだ台本が最後まで届いていないから、結末が楽しみ」
○…地域演劇に参加するのは初めて。中学時代の演劇部の顧問が紹介してくれた。神之木地区センターなどで週3日ほど稽古に励んでいる。「3姉妹の長女という役柄。私は一人っ子だから、学校の友人に姉妹がどんな雰囲気なのか聞いて参考にしている」と、役作りに余念はない。劇中には歌うシーンもあり、「いろいろな部分から心情を感じとってもらえたら」と笑顔をみせる。
○…都筑区出身。小さい頃から表現することが好きで、母の勧めで5歳からダンス教室に通っている。地元の中学校にダンス部がなく、「演劇部の劇を見て引き込まれた」と演劇部の門を叩いた。数々のコンクールにも出場したが、特に思い出に残るのは学校生活最後の文化祭。自ら脚本を担当し、ホラーに挑戦した。「実はホラーが苦手。だからこそ自分が怖いと思うものを台本に盛り込んだ」。3年生15人全員にそれぞれのキャラクターを反映させた役も与え、大成功を収めた。
○…高校ではダンス部に所属。ミュージカルの稽古で磨いた表現力は、ダンスにも良い影響を与えているという。ミュージカルへの出演を聞いた部員やクラスメートも興味津々。家族も「やりたいと言ったことはやらせてくれる」と応援団となってくれている。この日は、稽古前に演出家の別の作品を鑑賞してきた。「一人ひとりが輝いていて、私も本番で同じように輝きたいと思った」。人を笑顔にすることを人生の目標に、輝きを放っていく。
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