神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
神奈川区版 公開:2017年7月13日 エリアトップへ

18区最強の「神」は 小説『横浜大戦争』

公開:2017年7月13日

  • X
  • LINE
  • hatena
『横浜大戦争』の著者・蜂須賀さん
『横浜大戦争』の著者・蜂須賀さん

 横浜市内18区それぞれが「土地神」にキャラクター化され、横浜の「中心」を巡り争いを繰り広げる『横浜大戦争』(文藝春秋)が話題を集めている。

発売直後に増刷

 『横浜大戦争』は、保土ヶ谷区出身の作家・蜂須賀敬明さんが執筆。蜂須賀さんは、昨年デビューしたばかり。第1作目『待ってよ』は松本清張賞を受賞。同作は、受賞後第1作となる。

 初版6千部で6月15日に発売されると、4日後には増刷。横浜市内、神奈川県内の書店から「売りたい」という声が多数寄せられた。

 出版元によると、受賞後第1作は注目されにくい傾向がある中で、発売直後から増刷がかかり話題を集めることは「奇跡」という。

地域特性活かす

 物語の見どころは、各区を司り、十人十色の個性と職業、必殺技を持った18人の「土地神」たち。蜂須賀さん自身が市内を自転車で巡って調べ感じた地域の歴史や特性をもとに1人1人作られた。

 例えば戸塚の神は、夢に相手を引き込んでしまう能力を持った女性。区内にあったドリームランドや、ベッドタウンとして多くの人々が「寝に帰る場所」という特徴から、「眠り」のイメージを着想した。

 分区した歴史のある緑と港北は、分区元である青葉と都筑とともに家族として描かれるなど、各区の成り立ちを踏まえ血縁関係まで設定している。

 神々がナンバーワンを巡り戦うストーリーは、地元愛の強いハマっ子の気質に影響を受けたという。「横浜市民は『おらが村』という意識があったり、いい意味で見栄っ張り。でもその気質が横浜を大きくしてきたと思う」

地元知るきっかけに

 執筆の原動力となったのは「小説を書くことで横浜を知りたい」という思い。出身地ながら、中学・高校は都心の学校へ通学していたこともあり、地元を知るきっかけがなかった。

 近年のご当地キャラブームも作品のヒントになった。「自治体が有名なイラストレーターに頼んだだけのキャラクターで、本当に地元色が出ているのか疑問だった。自分なら綿密に地域のことを調べてキャラクターを作りたいと思っていた」

 特に本を手にとってもらいたいのは子どもたち。「区の歴史の本を読むより楽しんでもらえるはず。横浜を知るきっかけになれば」。360頁、1800円。

18区最強の「神」は-画像2

ランドマーク税理士法人

相続税申告9,000件超、相続対策、法人・個人の税務顧問で信頼の実績

https://www.landmark-tax.com/

人生100年時代の消費者トラブル対策 参加無料

先着400名 申し込み不要 当日直接会場(港南公会堂)へお越しください 

https://www.yokohama-consumer.or.jp/study/lecture/detail2207.html

<PR>

神奈川区版のローカルニュース最新6

横浜市内にインフルエンザ流行注意報が発令

横浜市内にインフルエンザ流行注意報が発令

患者報告数、基準値を上回る

12月20日

「おかえり」横浜美術館 3年ぶり全館営業

「おかえり」横浜美術館 3年ぶり全館営業

リニューアル記念展、2月8日から

12月20日

横浜の国指定名勝「三溪園」が三が日に市指定文化財を特別公開

年内は30日まで

横浜市内ゴミ収集日程

年内は30日まで

12月19日

『銭天堂』が実写映画化

インタビュー

『銭天堂』が実写映画化

立野高出身の原作者・廣嶋さん

12月19日

街中にメリーゴーランド

横浜美術館前

街中にメリーゴーランド

ヴィトンのロゴ輝く

12月19日

ランドマーク税理士法人

相続税申告9,000件超、相続対策、法人・個人の税務顧問で信頼の実績

https://www.landmark-tax.com/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月7日0:00更新

  • 10月31日0:00更新

  • 8月8日0:00更新

神奈川区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

神奈川区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年12月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook