エシカル消費を考える 消費者教育講演会に60人
横浜市消費生活総合センターによる消費者教育講演会「あなたの買い物がヨコハマの未来を変える!」が11月30日に鶴見公会堂で開催され、約60人が参加した。同センターが消費活動に関する知識などを普及啓発する場として、年に1度開催している。
2部制で実施。第1部では同センターを運営する(公財)横浜市消費者協会の阿南久理事長が講師を務め、「”かしこい消費”の力」と題した講演を行った。阿南理事長は、消費者生活相談の最近の傾向を資料とともに紹介。健康食品や原野商法などに関するトラブルで高齢者による相談が増加しているとし、「孤立していることが最大の課題。正しい情報を得るためにも、隣近所とのつながりを大切にしてほしい」と呼びかけた。
第2部は、横浜国立大学の松葉口玲子教授が「身近に楽しく エシカル消費〜買い物や生活は工夫次第!より良い世界を創ろう!〜」というテーマで講演。
松葉口教授は国連の資料や、2012年に施行された「消費者教育推進法」を紹介。賢い買い物とされる「エシカル消費」を、国連が推進する持続可能な開発目標「SDGs」と結びつけながら、「商品を買う時、生産背景をたまに考えてみると、世の中は良くなり、自分自身も気持ちよくなるのでは」と参加者に伝えていた。
|
|
|
|
|
|