昨年3月から工事が進められてきた田園都市線鷺沼駅の新改札「北口改札口」が完成し、先月29日から供用が始まった。
新改札は現在ある正面口のホームを挟んだ反対側にあたる。3通路(自動改札)と券売機2台、精算機1台が設けられたほか、前面道路は川崎市により歩道が整備された。
1日の乗降客数が平均6万人(2009年度)を超える同駅。丘陵を削った掘割構造のホームに通じる地上駅には、これまで南側に1改札しかなく、周辺住民からも「北口」を望む声が上がっていた。
新改札には住民はもちろん、商店主からも歓迎の声が上がる。鷺沼3丁目にあるイタリア料理店「ファニエンテ」の佐藤國義さんは「駅から店までの時間が短くなり、これまでより来店しやすくなる。また、人の流れの変化によって、駅北側に住んでいて、今まで店を知らなかった人も来店してくれるのでは」と期待している。
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